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2011.06.15 Wed
幼い頃のフェリシアーノと、神聖ローマのお話です^^*
久しぶりすぎて腕がなまりまくってry
ではでは、追記よりどうぞ!
久しぶりすぎて腕がなまりまくってry
ではでは、追記よりどうぞ!
――――あの時あいつは、宮殿に入り込んでしまったその鳥を【かわいそう】と、涙を浮かべて俺に言った。
「ねぇ、神聖ローマ、あの鳥さん……出してあげられないの?」
――――俺は、迷い込んだその鳥が【馬鹿なんだ】と、心の奥底で呟いた。
「え、……あ、あぁ。じゃあ、ローデリヒを呼ん――」
「待って、僕達にだって出来ることあるよっ!まずは、そうだよね、」
「……?」
「うーん、よいしょっと……、」
「お、おい!!そんな高いところ、危ないから俺が」
「ほらっ、窓を開けたら外に出れるよね」
――――その時あいつは、鳥を逃がすことの出来る術を手にして【良かったね】と、笑顔で俺に微笑みかけた。
「――そう、そのまま……」
「あ、」
透き通る青空に、その白い羽根をいっぱいに広げて飛び立って行く。
迷い込んだ《迷路》には一心の後悔さえ見せずに。
フェリシアーノはその小さな体躯を乗り出して、宮殿のバルコニーに身を委ねる。
「鳥さーん!もう間違って入っちゃ駄目だよぉー?へへ、良かったね神聖ローマ」
「あ、あぁそうだな……、ほら、冷えるから中に入るぞ」
「……う、うん」
「どうした、フェリシア?」
「ううん、ちょっと寂しいなって、」
「――鳥は、空にいるから幸せなんだ。俺達だって、ここにいられるからこそ幸せなんだ」
「……んん?」
「あ、その、だから、“在るべき場所に居ることが幸せ”って言うことで、」
「……じゃあ、僕達は“しあわせ”何だね」
「そ、そうだな……///」
――――それでも俺は、迷い込んだその鳥が【馬鹿なんだ】と、は……あいつに言うことは出来なかった。
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1994/04/16
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